佐々木淳子先生のエッセイコーナー
「ピー太の部屋」【第7回】(2006年3月)
こんにちは。お待たせしました! 「ボナイド博士とゆかいな仲間たち」満を持しての登場です!――誰も待ってなかったと思いますが……。 ちなみにローベル軍団とは別グループです。 とりあえず全員研究所員なので、中には奥さんや子供がいる者も……。
ボナイド博士などは孫までいるのですが、現在の姿を知らせるわけにもゆかず、全員星外出張研究者扱いになっているのをよい事に、2度目の子供時代を満喫されているようです。
……しかし、頭脳は大人のままとは言え、子供である身体の要求が精神に及ぼす影響を考えると・・・かなり混乱するんだろうなぁ・・・。 研究員の場合、その風変わりな脳への刺激が新しい研究につながるかも。
えーと、ピー太画の方は、衣服を考えていたら、着ぐるみになってしまいました。 ピー太の嫌いなテディのかっこ。 ま、そのうち別のコスチュームを着せるかも。
あ、と今回のテーマは「猫おばさん、鳥おじさん」。 世間はわんこブームのようで、カメラマンの弟も犬の写真ばかり要求されているようですが、私のまわりは猫飼ってる人がとても多いです。 ――マンガ家さんは昔から猫が多いですけどね。 そして、野良猫の世話をしている「猫おばさん」も近所にはたくさんいらっしゃるようで(猫お姉さんかもしれませんが)。
ああ、やさしい人が多いんだなぁと思う今日この頃。 以前の大家さんの奥さんが野良猫にエサをやっていて、彼女が入院された後、我が母が、その後を継いで引っ越すまで猫おばさんをやってました。 猫好きじゃないといってた母が、猫ちゃんの為、魚のアラを料理して懸命に世話しててびっくりしました。 引っ越した後は、別の猫おばさんが彼らを世話してるそうです。…しかし、「猫おじさん」はあまり聞かないです。 飼ってるのではなく、野良相手の猫おじさん。 …どっかにいらっしゃるんでしょうけど一般的じゃない…。 「動物の世話は女性が多い」? いえ!ところが「鳥おじさん」は、けっこう多いんですよ! 土鳩にパン屑をまいている「鳥おじさん」を公園なんかで、たまに見かけます。 野性のカモメや白鳥や鶴にエサをやってるのも「おじさん」が多いような気が…。
…もちろん例外も多いですけどね。 以前、目黒不動でカラスに油揚げをやっている「カラスおばさん」を見かけましたし、私もハトエサ騒ぎやらかした事あるし、猫おばさんを少しやっていた母 は、スズメを手なづけてるし…。 でも、累計的に、なぜか野良猫の世話はおばさん、野鳥の世話はおじさん、が多いような気がします。 なぜかしら? 不思議だなぁ…。
女性は猫のしなやかな魅力にひきつけられ、男性は空飛ぶ鳥に憧れているのでしょうか・・・。 『ほっとけないから』が正解かな?
ではまた。